ゆっきー

希望/テルエルの山々のゆっきーのレビュー・感想・評価

希望/テルエルの山々(1939年製作の映画)
4.0
傑作。
リアルタイムでスペイン内線を反フランコ側から撮った映画。(後のフランコ時代によく抹消されなかったなコレ。)

冒頭の市街地戦は無人の町を密集して走り抜けるレジスタンス達の躍動の面白さがあった。吉田喜重『嵐を呼ぶ18人』を思い出してしまった。

後半の爆撃ミッションも技術的な困難さをカット割りで上手く見せてて、普通にハラハラした。雲の上からの空撮も美しい。

つーか、全体的にカット割りが上手すぎ。
市街地戦での、降りる砲身とそれに突っ込む車のカット割りが本作の白眉か。
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