さすらい農場

ハウリングのさすらい農場のレビュー・感想・評価

ハウリング(1981年製作の映画)
4.1
〜5分前は人間だった!〜
〈劇場公開時キャッチコピー〉

抑圧された本能
人間は文明化の過程で[価値あるもの]を失ったという…

コンセプトは[現代の都会に潜む狼男]
最大の売りは、特撮の達人リック・ベイカーの弟子ロブ・ボッティンによる変身シーン
リアルに身体が変形する特撮に世界が衝撃

悪魔のような直立2足型の造形がクール
今観ても凄いと思うが、現代っ子には
[おー♪変わってんね〜😙]くらいか…
CGの発達は[驚き]を無くしてしまった
技術の発展が人の感性を鈍らせる皮肉

創造物に命を与えたのは特撮だけでなく、憑依型の主演女優ディー・ウォレスさんによる迫真演技の賜物でもあった
目先の新しさに囚われると真価を見落とす

古典的なコンテンツを現代(80's)に復活させた[狼男]
人狼映画の新たな夜明けを告げる創意工夫の特撮技術
世紀を越えてまた蘇る日は来るだろうか?
心の満月は変わらず輝き続ける🌕