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地球の静止する日のkazu1961のレビュー・感想・評価

地球の静止する日(1951年製作の映画)
3.6
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-120 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-526

🖋 『サウンド・オブ・ミュージック』『スター・トレック』などの監督ロバート・ワイズによる古典SFの名作です。特に当時のソビエトとの冷戦真っ盛りの時期に原子力や侵略に反対する姿勢を貫いているのが面白いところですね。

🖋さらに人類と異星人とのコンタクトを描くSF作品の先駆的な作品で、後の多くのSF映画に影響を与えたのは推しはかられます。時代もあるのか精一杯の特撮を交えながらも、その特撮よりはドラマの展開に重きをおき、サスペンス色豊かに映像化したロバート・ワイズの演出が光っています。

🖋のちにスピルバーグが『未知との遭遇』、『ET』などを世に送るまでは、異星人クラトゥとロボットゴートは友好的な異星人の代名詞となっていたようですね。

😌Story:(参考: Amazon)
宇宙からの来訪者クラトゥは、全銀河系の要請として地球上の暴力的闘争の即時的中止を勧告するために、銀色のロボット、ゴートをひきつれてワシントンに飛来、合衆国大統領との会見を申し込むがあえなく拒絶される。彼は暴力には否定的だが、強力な力を持っている事を示すため、30分間だけ地球の機能を静止させた。地球の静止する日である。しかし、クラトゥを危険視した地球人は軍隊を派遣して射殺してしまう。物言わぬ巨大ロボット、ゴートが怒って暴れ出し、クラトゥの死体を持ち去るが……。

🔸Database🔸
・邦題 :『地球の静止する日』
・原題 :『The Day the Earth Stood Still』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1951
・日本公開 : 1952/03/21
・上映時間 : 92分
・受賞 : ※※※
・監督 : ロバート・ワイズ
・脚本 : エドムンド・H・ノース
・原作 : ハリー・ベイツ『主人への告別』
・撮影 : レオ・トーヴァー
・音楽 : バーナード・ハーマン
・出演 : マイケル・レニー、パトリシア・ニール

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
「折れた矢」のジュリアン・ブロースタインが製作し、「罠(1949)」のロバート・ワイズが監督に当たった空想科学映画1951年作品。ハリー・ベイツのストーリーに基づいて「情熱の狂想曲」のエドモンド・H・ノースが脚色、撮影は「女相続人」のレオ・トーヴァ、音楽は「戦慄の調べ」のバーナード・ハーマンが担当した。主演者は「黒ばら」のマイケル・レニー、「破局」のパトリシア・ニール、「イヴの総て」のヒュー・マーロウで、サム・ジャッフェ「欲望の砂漠」、ビリー・グレイ、フランセス・バヴィア、ロック・マーティンらが助演する。
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