ヒデ

Returner リターナーのヒデのネタバレレビュー・内容・結末

Returner リターナー(2002年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

「最初の一匹を殺したら、もしかしたら戦争は止められるかもしれない」

宇宙人ダグラに侵略された未来を変えるため、鈴木杏が現代で金城武と組み、ダグラの"最初の一匹"を殺そうと奔走する。

邦画にSFは厳しいんだな…と思わされる作品。CGの迫力はあるが、どうしても全体的に安っぽく感じてしまう。特に金城武の棒演技と岸谷五朗のコテコテ悪役は気になる。ただ世界観とアクションはいい。

個人的には、金城武が時間止める(ゆっくりにする?)道具を使ってマトリックスっぽく避けるシーンがカッコ良かった。ナイス伏線回収。あと樹木希林の漢字まみれのお店の雰囲気もめっちゃ良い。

ダグラの子供を助けて和解する(未来の戦争を防ぐ)ラストはやや都合良すぎな気もしたが、鈴木杏が消えちゃうラストは割と好き。チンピラに撃たれた金城武が、実は未来から来た鈴木杏に救われてたという伏線回収も良かった。


以下、セリフメモ。


「あたし、重大な任務があるんだ!協力してくれ!明後日には大変なことが起きるんだ!」

「それは私以外が剥がせない爆弾なの。どう?私のいうこと聞く?それともここで死ぬ?」

「おい!不発弾ってなんだよ?」

「私の名前はミリだ。クソガキじゃない」

「私が追ってるのは"ダグラ"だ。チベットの言葉で"敵"って意味。宇宙生物だよ。私はそいつを殺すためにこの時代に来たんだ」

「こうなったら誰かが行くしかない…。この"戦略時間兵器"で歴史を変えるんだ」

「何涙ぐんでんだよ」
「美味しい…美味しいって言ってんだよバカ」

「こいつ…ダグラじゃない!あたし達が戦ってたのと違うんだよ!」

「それをやったのが溝口だ。あいつ金のために、みんなの内臓を売りやがった。だから俺はアイツが殺せればいいんだ」

「これで…戦争起きないよね」

「アルデンテ食べたい」
「おい、お前わざと間違えてるだろ笑」

「宮本…(聞こえない声で)ありがとう」
「おいちょ…本当に帰っちまったのかよ…。アルデンテ食うんじゃねぇのかよ」

≪借りは返した ミリ≫

「もう一度…来てくれてたのか」
ヒデ

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