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G・I・ジョーのSEIJISANのレビュー・感想・評価

G・I・ジョー(1945年製作の映画)
3.0
実在の従軍記者を実名で登場させています。派手なアクションやドラマチックな展開は無し。淡々と兵隊達の死と隣り合わせの日常を描く。静かな反戦映画。凄いのは製作年が1945年って事!!ヨーロッパでの戦争は終わっていますが、戦争終結後、数ヶ月で作られている!因みに日本とはまだ戦争中。そんな時期に、しかもヨーロッパ(対ナチスドイツ)戦で早くも反戦映画を作るところが凄い。そしてライフル、マシンガン、装備品など本物の戦争で使用された物が登場。これ以上のリアルさは無いでしょう。ロバート・ミッチャムが淡々とした映画にピッタリ合う淡々とした上官を演じる。こういう難しい役をサラリと演じられるロバート・ミッチャムはやはり名役者なのだと改めて実感。少しだけ難を言えばあまりに淡々とし過ぎていて、途中飽きがきました。その後盛り返しましたが、中盤の中弛みは勿体なかったですね。
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