空海花

レネットとミラベル/四つの冒険の空海花のレビュー・感想・評価

3.8
エリック・ロメール作品、観たのはこれで最後です😌


ふとしたことからある田舎町で出会った二人の少女が体験するさまざまな出来事を四つのエピソードから描く。
監督・脚本エリック・ロメール
撮影ソフィー・マンティニュー、
音楽はロナン・ジレとジャン・ルイ・ヴァレロ。

二人は自転車のパンクをきっかけに知り合う。
田舎育ちのレネットとパリ育ちのミラベル。
まるで正反対の二人だが意気投合、
ミラベルはそのままレネットの部屋に泊まり、その後はパリでルームシェア。
意見の異なる二人の会話と、心が寄り添う様が面白い。

①青い時間
『緑の光線』にも似た特別な時間帯の作品。こちらは夜明け前の1分に訪れる。
自然とロメールの神秘性を、少女の心で堪能するという魅力。
“明日はどこ?”

②カフェのボーイ
あり得ないボーイの態度。
4フラン30セントのコーヒー代を巡るウェイターと二人のヒロインの舌戦。
絶対に逃げられない真面目なレネット。

③物乞い、万引、ペテン師の女
レネットとミラベルの違いが最も大きく出る作品。
罪に対する道徳観。この二人は折り合えるのか、そんな不安はよそに。

④絵の販売
丸一日喋らない賭けをしたレネットが画商と会う約束をする。
(レネットは画家を目指している)
レネットは強情に賭けを続行。代わりにミラベルが協力して窮地を救い、大金をせしめる。
だが、画商は更に倍額で売り払い、利用された感も。

軽やかな悲劇と喜劇の同居。
①~③はもっぱらレネットが悲劇を被っているようにもみえるが
④では二人一緒に仲良く。
それでも損はしていないのでいいかな。
完全に混じり合うことはないのだけれど
微妙に影響を与えあっていて
④に終結する感じ。
軽妙な女の子同士の友情。
台詞の応酬がやっぱりうまい。


2022レビュー#8
2021鑑賞No.463


お目汚しですが近況です。
ネガティブなのでスルーでも大丈夫です🙏
最近体調がまたすぐ悪くなるようになってしまうことが続きすぎて、さすがに気力的に参ってしまいました😢
多少悪くても気合で観に行っていた元気もなくなり、観たい作品もスルーせざるを得なくなり、仕方のないことなんですけど…
コメントもしたいけど返せるのか心配でついセーブしてしまいます💦
それでも一時期よりは良くなったので明日あたりから映画館を再開したい!なんで目論んではいるので大丈夫とは思いますが、
どうしたらいいんだろうと思っちゃいます。。
愚痴ってしまいごめんなさい😢
空海花

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