空海花

スパイダーマンの空海花のレビュー・感想・評価

スパイダーマン(2002年製作の映画)
4.4
せっかくマラソンしたのだからレビューしておこう。
NWHの為の再鑑賞。
サム・ライミ版3部作の1作目。
アメコミに関しては好みにムラが出るのだが、このシリーズは大好き。
サム・ライミ監督は好きなのだけれど当たり外れが大きかったりする。それまでがちょっと残念だっただけに、これで完全復活だ!というファンとしての感動も相まった思い出深い作品。

特殊な能力を身につけたために正義を守ることを宿命づけられたヒーローの活躍と苦悩を描く。
製作総指揮スタン・リー
脚本デイヴィッド・コープ
音楽ダニー・エルフマン

スピード感と解放感に溢れたスイング滑空が何よりシビれた。
アングルや構図も素晴らしく
今観てもそこに古さは感じない。
スパイダーマンとしての力を得るところとかストーリーも過不足がない。
テンポ、バランスにも優れている。

キャスティングも見事にハマっており
トビー・マグワイアなんかは合うのかななんて思っていたが、冴えない、でも暗くない学生を好演。
しかも一途にメリー・ジェーン(キルスティン・ダンスト)を想っているところも好感。
その後の決心も筋が通っている。
一方そのMJはちょっとフラフラ(笑)
でもそのバランスが良かったりして。
逆さまキッスのラブコメっぷり😘
ピーターとハリー(ジェームズ・フランコ)の友情など、人間関係も面白い。

ヴィランのノーマン(ウィレム・デフォー)も最高。
元は誇り高い研究者、結局暴走してしまうものの息子のことを想ったり、魅力を感じるヴィラン像とデフォーの演技。

親愛なるベン叔父さんの
「大いなる力には大いなる責任が伴う」という言葉を胸に、覚醒、成長していくピーター。
潔い正しい幕切れ。
王道の青春ヒーロー物として見事に仕上がっている。

1番好きなのは、NWHを観た後でも変わらない😊


2022レビュー#12
2022鑑賞No.4
空海花

空海花