南極の料理人のエピソードを小出しにするだけで正直あまり面白くない。
この映画で一番笑うべきポイントって大学院生の彼が彼女と別れちゃうところだと思う。南極で寝そべってここで死んでやるとか言っちゃうし。結局寒くて戻ってきたんでしょ？だったらそこを笑ってあげればいいのに、この監督はわりと真面目なドラマにしちゃうんだものなあ。「登場人物が南極の向こうに置いてきたしがらみやつらいことを、南極の寒さやおいしい料理が吹き飛ばしてくれる」映画にできたと思うんだけどな。南極観測隊のドラマというより、その設定に自分たちが入れたいギャグができるようなキャラ設定を作っていって他のドラマは放置している感じ。「おいしいものを食べれば元気が出る」という映画を作りたいならセリフだけじゃなくそういうドラマを作れよと思う
