もりりた

南極料理人のもりりたのレビュー・感想・評価

南極料理人(2009年製作の映画)
4.5
各社から派遣された南極調査隊。調理担当の西村は唐突かつ嫌々な赴任だったが職務を全うしていた。平均気温マイナス50度の極寒下、宿舎内で淡々とした共同生活を強いられる男たち。彼らは個々に恋人や家族への密かな想いを抱えていた。

ウイルスすらいないだだっ広い氷の大地。飲料水取りも一苦労という驚きの生活を覗けるだけでも面白い🤣狭苦しい宿舎の雰囲気も伝わってきて、時が経つにつれストレスが溜まっていくのが想像できる💦

そんな制限下でも西村が作る料理はとても美味しそう🍽食事中のメンバーのアップからも幸せな雰囲気が伝わってくる!彩り鮮やかな伊勢エビフライは笑えた🍤念願のラーメンは本当に美味しそうだったな…

バカバカしくはしゃぐオジサン達だが、各自が密かに想う大事な人の存在は泣ける。。表面的には邪険だけど愛情で繋がっている西村一家。不穏な空気に落ち込んだ本さんと妻の再会。次に進めた大学院生のエピソードも良かったです✨

緩くも楽しく、時に悲哀な隊員達。子供と大人の両面が見えるところが人間らしくて感情移入させられました。バラバラな様でゆるく団結しているチームの距離感も魅力的。何度見ても暖かい気持ちになれる映画です🎬
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