Amos

アメリカン・ビューティーのAmosのレビュー・感想・評価

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)
4.0
僕が観た時の反応は、クスクス笑える所もあり、何か考えさせられる所もあり、という感じでした。

なので、この映画の感想としては不思議というコメントになるかなぁと思いました。
滑稽なシーン、意味ありげなシーン、メッセージ性を感じさせるシーンが混じり合い、観終わるとすごくフワフワとした感覚になりました。分かりやすいと分かりづらいが入り混じった感覚です。

後の解説で知ったんですが、英語圏に住む、特にアメリカ文化圏にいる人には爆笑ポイントがいくつもある映画らしいですね。
アメリカをよく知らない僕らにはシュールなシーンが、彼らからすると「超ウケる!」になるという不思議。

そもそも、この映画の内容にしても、ギャップが使われていますね。
アメリカの所得格差だったり、ジェネレーションギャップだったり、セクシャルやジェンダーの問題だったり、に各登場人物たちがコンプレックスを持っていて、近しい関係でありながら心が離れているという皮肉が描かれていると思います。



この映画を観る時は、そんなに構えて観る必要ないかなぁと個人的には思います。
ケビン・スペイシーが演じるには珍しい普通のオヤジは、どこか哀愁や可愛らしさを感じさせてくれますので、コントを観てるとでも思っていると良いかと。
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