ShojiIkura

花田少年史 幽霊と秘密のトンネルのShojiIkuraのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

 原作も、上映当時の鑑賞もなく、前情報なしで鑑賞。わんぱくゆえに短絡的すぎて、家族の絆やありがたさなんか考えたこともなかった少年が、霊との交信をきっかけに色々まわりの事が見えてきて、家族の絆・ありがたさを知るまでに成長する物語。主人公・一路のバカっぽいところはともかく、友達という設定の壮太(最初福くんかと思った)くんの扱いなんかはほぼイジメじゃん、と引いてしまったので、その後の苦悩の部分にもノレない(もう少し考えなよ、とか思ってしまう)ところがあった。壮太と桂の葛藤のところは壮太はともかく桂はこんなにに簡単に受け入れられないだろうと思ったり、最後のバトルは守るために成仏しなかったなら聖子ちゃんもう少し早く出て海に出る前に守ってよ、あの乗り移っちゃった医師はどうなった?など総じて雑な流れが気になってしまった。
 総じてノスタルジーを感じる(上映時は平成だったが)昭和の家族の物語なので、当時の中学生ぐらいか逆に親世代が観れば、家族愛に感動するのではと思う。
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