小津さん、1933年のサイレント作品。
煙突からの煙や家の中の構図など、小津さんらしさが表れている。
短絡的なストーリーなのは、この時代だし、尺もあるし、仕方ないのかな。
姉と弟の慎ましい暮らし。
姉の想いも、弟の想いも切ない。
伝えたことによる後悔。
女性がお金を稼ぐ難しさ。
時代とはいえ、このテーマが多いな。
時計やロープなど、不穏さを示すカットが印象的。
役者がモダンな顔立ち。弟はハーフでした。安定の田中絹代。
配信終了間近にて。
📌MEMO
劇伴はエリック・サティ『ジムノペディ』
劇中内の映画『百万円もらったら』(エルンスト・ルビッチ他)
オープニング字幕の『エルンスト・シュワルツ』は架空