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東京の女のleylaのレビュー・感想・評価

東京の女(1933年製作の映画)
3.6
小津さん、1933年のサイレント作品。

煙突からの煙や家の中の構図など、小津さんらしさが表れている。

短絡的なストーリーなのは、この時代だし、尺もあるし、仕方ないのかな。

姉と弟の慎ましい暮らし。
姉の想いも、弟の想いも切ない。
伝えたことによる後悔。  

女性がお金を稼ぐ難しさ。
時代とはいえ、このテーマが多いな。

時計やロープなど、不穏さを示すカットが印象的。

役者がモダンな顔立ち。弟はハーフでした。安定の田中絹代。

配信終了間近にて。



📌MEMO

劇伴はエリック・サティ『ジムノペディ』

劇中内の映画『百万円もらったら』(エルンスト・ルビッチ他)

オープニング字幕の『エルンスト・シュワルツ』は架空
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