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地獄先生ぬ〜べ〜のkanacoのレビュー・感想・評価

地獄先生ぬ〜べ〜(1996年製作の映画)
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劇場版だがTVアニメの拡張版のような感じ。生徒が怪異に脅かされ、ぬ~べ~が生徒を守るために戦い、生徒自身も事件を通して課題を克服し成長するという流れがきちんと落とし込まれているベーシックスタイル。前口上やOP、EDがとても懐かしい! “あの頃に見ていた”アニメの余韻を思い出します👹(140文字)

****以下ネタバレあり&乱雑文****

正月、昔のアニメの劇場版ばかり探していました💦
続けて記録MARKします。

去年の終わりに“THE FIRST SLAM DUNK”を見たら、自分の世代のアニメが懐かしくなってしまい、何かの劇場版がないかなぁと探して発見。アニメ【スラムダンク】終了後に後枠を引き継いだ学園ホラー漫画【地獄先生ぬ〜べ〜】のアニメ化劇場版。

小学生の時はホラー映画などをみる機会がなかったので、その頃の私にスプラッターやホラーの教育を施したのはコミック【金田一少年の事件簿】と【地獄先生ぬ〜べ〜】だったと思う。両方とも怖いしグロイし血が飛び出るんだもん😂

映画とずれてしまうが、【地獄先生ぬ〜べ〜】は当時の子供たちのトラウマ製造マンガだった。妖怪や都市伝説、悪霊との闘いを描き、スプラッターやゴアから逃げてない(少年雑誌なのに🤣)。

巷でトラウマ回として有名なのは「赤いちゃんちゃんこ」「テケテケ」などだと思うのだが、私の一番は怪奇現象じゃない「寄生虫」の回。男子生徒が郷土資料室にあった乾燥食を食べてしまったら中に実は幼虫がいた!それが彼の消化管に寄生して成虫に!芋虫のような姿をした巨大な成虫(体の太さが人間の口の大きさくらいある…)が男子生徒の口から飛び出して給食を食荒らし体の中に戻ったり、消化器官全体を占拠するほど巨大化し(しかも複数匹入っている)、しまいには体を突き破って体外に出ようとしてくる😭ぬ〜べ〜が助けてくれましたが、恐ろしすぎた…。どれほど年月が経ってもその絵が頭にフラッシュバックしてくる…トラウマ~😂

そんなこんなの原作ですが、アニメはさすがにもうちょっとマイルド。

◆あらすじ◆
童守小学校の教師である鵺野鳴介、通称“ぬ~べ~”は普段は頼りなさげだが、実は「鬼の手」を持ち闇の世界の住人から生徒たちを守る正義のヒーローである。ある日、ぬ~べ~のクラスの女子生徒である久美子が指名手配の殺人犯と遭遇してしまう。久美子が警察に通報したことをきっかけに殺人犯が事故を起こしてしまう。そしてその恨みの念が久美子を狙い…。

❶TVの拡張版の規模。だからこそ懐かしい

劇場とはいっても48分の短さであり、TVアニメの拡張版のような感じ。悩みを抱える(あるいは調子に乗ってしまった)生徒が都市伝説や魔物の怪異に脅かされ、ぬ~べ~が生徒を守るために戦い、生徒自身もその事件を通して課題を克服して成長するという典型の流れがきちんと落とし込まれているベーシックスタイル。戦闘シーンがちょっと長めにとられているところは「劇場版」という感じなのかも。

❷やっぱり一番懐かしいは前口上とOP、ED

最初の前口上、「この世には目には見えない闇の住民たちがいる 奴らは時として牙をむき君たちを襲ってくる 彼はそんな君たちを守るため 地獄底からやってきた 正義の使者…なのかもしれない 🧑👧<<ぬ〜べ〜」からもう懐かしさ全開なのに、オープニング「バリバリ最強No.1」でさらに懐かしい。そして、〆のエンディングはB'z「ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜」。そうだった~なんでか分からないけどB'zなのだったー😂当時を思い出す。なお、エンディングテーマはぬ~べ~に片思いをする雪女のゆきめをイメージさせる曲「SPIRIT」も好きでした⛄

🐝「劇場版ではありますが“あの頃に見ていた”アニメーションという感じです。お話が特別に面白いとか、怖いとかではありませんが、懐かしさはありました。ぬ~べ~みたいな先生がいたら、小学校生活が楽しかっただろうなぁと思います…いや、嘘です。あんなに妖怪に襲われる小学校に入るのは遠慮します😂」

※思い出のアニメシリーズの劇場版はノースコアで。
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