ニカイドウ

十二人の怒れる男のニカイドウのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
3.5
18歳の少年が父親を殺したとされる殺人事件の陪審員裁判を描く。
11人の陪審員が殺人罪で有罪とする中、8番の男だけが無罪を主張。12人全員一致しなければ終わらない状況の中、果たして議論の行方は…?
評価が高く、今作を手本として作られた映画も多数あるような名作映画なのは知ってた。
けど、だから観た訳じゃなくて、ネットでDVDのジャケット写真がカラーで出てるけど、本編は白黒なのかカラーなのか?という疑問を持ったからでして…笑
古い映画なんで、始めの方は時間の流れがかなりゆっくりに感じられて多少退屈。
でも、タイトルの通り陪審員たちが1人また1人とヒートアップして「怒れ」てくる度に、こっちも集中してテレビに前のめりになっていく。
俺は、最後のほうまで「有罪」側に残った人達のほうが人間味があるなぁって思った。好き嫌いで言ったら嫌いな人もおるけど、そんな人のほうが人間味の塊。笑
「無罪」側に回る人が増える度に、同調圧力を出してくるように感じてしまったから、8番はあんまり好きになれんかったかな。
ちなみに、やっぱり白黒でした。
韓国映画『8番目の男』って、実話やと思ってたんやけど、この映画のパク…オマージュやったんやなぁ。
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