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魔界転生のkazu1961のレビュー・感想・評価

魔界転生(1981年製作の映画)
3.4
▪️JPTitle :「魔界転生(1981)」
ORTitle: ※※※
▪️First Release Year : 1981
▪️JP Release Date : 1981/06/06
▪️Production Country : 日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-354 再鑑賞
🕰Running Time : 122分
▪️Director : 深作欣二
▪️Writer : 野上龍雄、石川孝人、深作欣二
▪️MusicD : 山本邦山、菅野光亮
▪️Cast : 千葉真一、沢田研二、佳那晃子、緒形拳、室田日出男、真田広之、丹波哲郎、若山富三郎

▪️Review •••••••••••••••••••••••••••••••••
🖋“エロイムエッサイム、我は求め訴えたり”。。
山田風太郎の忍法帳ものから『忍法魔界転生』を深作欣二監督で映画化した作品ですが、はなから柳生十兵衛の千葉真一、天草四郎の沢田研二(ジュリーが人気絶頂の時でした!!)の配役ありきで制作されました。なので、その2人のはまり具合はバッチリですね。特に沢田研二のデカダンな雰囲気はこの映画の世界観に上手くマッチしていました。

🖋とにかく初見以来ずっと印象に残っているのが、オープニングの生首のジュリーの目が見開かれるシーン、佳那晃子をはじめとした女性の胸が出てくるシーンの多いこと、そしてラストの呆気なさ???です。クライマックスの天守閣炎上のシーンは迫力のひと言なんですが、なんとも天草四郎が捨て台詞を発して唐突に終わるのにはあっけに取られました。闘いだけをとると千葉真一とその殺陣の師匠の若山冨三郎との一騎打ちの方がほんとのクライマックスでした。

🖋天守閣炎上のシーンは、スタジオに建設された天守閣のセットには、プロパンガスや灯油、ガソリンなどが用意され、それらの炎を燃えさからせての撮影は三日三晩にわたって行われたそうです。

😳物語は。。。
寛永の時代のある夜、島原の乱で殉死したはずの天草四郎が再び命を取り戻します。彼は自分と同じように不本意な死に追いやられた人々を集め、時の将軍家綱に復讐を開始しますが、彼ら魔界衆の前に柳生十兵衛が敢然と立ちふさがります。。。

▪️Overview (映画. comより)
天草四郎を中心に、細川ガラシャ夫人、宮本武蔵などが現世で果たせなかった夢、願望を満たすため黄泉の国から甦り徳川幕府をおびやかす。山田風太郎の原作の映画化で、脚本は「悪魔が来たりて笛を吹く(1979)」の野上龍雄、「忍者武芸帖 百地三太夫」の石川孝人、「復活の日」の深作欣二の共同執筆、監督も同作の深作欣二、撮影は「古都(1980)」の長谷川清がそれぞれ担当。
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