[ 機動警察パトレイバー THE MOVIE 4D {Sound Renewal} ]
『パトレイバー』...
ハイパーテクノロジーの急速な発展と共に、あらゆる分野に進出した汎用人間型作業機械=レイバー。
しかし、それは「レイバー犯罪」と呼ばれる新たな社会的脅威をも生み出すことになった。続発するレイバー犯罪に、警視庁は本庁警備部内に特殊車輌二課を創設して、これに対抗した。
通称「特車二課」パトロール・レイバー中隊『パトレイバー』の誕生である。
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初期OVAシリーズが1988年、そして1989年に『機動警察パトレイバーTHE MOVIE』が劇場公開！
そして時がたち今年で公開30周年を記念に再び劇場に４D上映へと進化したパトレイバーが動き出す。
1989年といえば日本のアニメ映画が絶大に人気の名作が誕生した頃！圧倒的な描き込みで映像を見せていく高密な作画作品の数々。この年ではジブリの『魔女の宅急便』やシティーハンター劇場版1作目の『－愛と宿命のマグナム』、マニアックな物なら『ヴィーナス戦記』なんてご存じでは？もちろんその前年1987年では『AKIRA』にガンダムシリーズから『逆襲のシャア』、『となりのトトロ』など、おまけにそれより前の1987年なんて『王立宇宙軍オネアミスの翼』は賛否両論の意見はあるが映像美は神作画レベル。なにせスタッフは後の『新世紀エヴァンゲリオン』だからね。
1980年代は怒涛の日本のアニメ旋風。そんな89年終盤に今作の『パトレイバー』も他の作品に負けないぐらいだてじゃない。
監督を務めるのは“押井守”監督。すごいのなんの作品のこだわりが素晴らしい。作画に関してはリアルすぎて怖いほど！東京が舞台だが作品のイメージにあわした重っ苦しい空気は謎めく不気味さを突き詰めてくる。
そして作画だけではない人物と背景の動くスピードをスローペースな部分があるが、そこは休憩時間ではない。今では賑わい高い東京が不気味と見たことのないような東京をアニメーションで観せてくれる。逆に観ているこちら側も休むことなくずっとスクリーンを見つめてしまう。まるで別次元の映画でも観ているかのようだ。
そして今作のこだわりは「音響」だ。新技術搭載の音響によりさらに高見へ。終盤の戦闘シーンのBGMは緊迫感あふれ激しめに、謎めいた所では重低音が響き渡る。もちろんベースは崩さずに。当時の昔の音は聞いたことないからどれくらい変わったの？と比べた感想は言えないが、わかることは聞いていて心地良い✨求めていた迫力感と静寂な音の使い方は一級品だ。
そして何よりも今回凄くよかったのが珍しく「４D」の素晴らしさを感じられた事。もともと４Dはあまり見ないんだけど「なくてもいい」というそんな感想続きだったが、今回は別物に感じた！冒頭から自衛隊とレイバーの交戦が素晴らしいぐらい４Dとマッチングしている。銃撃の揺れる振動、荒れ狂う風と水しぶき、暗闇から発砲する一瞬の光など臨場感というよりもうその場にでもいるのかというぐらい。ちなみに私の友達と鑑賞したが同じ意見、「冒頭だけでももう一度見たい」。４Dで観る価値はあると保証します。
ちなみに個人的な話だが４Dで一回後悔したのが、『ガンツ：O』にて４Dで鑑賞したが、ガンツの銃ってかざした目標の物がはじけるよね、あれで頭がキョーンされてはじけた時に水しぶきが自分の顔にかかった時はさすがにドを越えたホラーに感じてトラウマになっているから、４Dを見る際は作品を選んでいる。。。これがあまり見ない理由。それと映像美を楽しみたいのもあるけどねｗ
３０週年を迎えたあの頃の映画をもう一度劇場で見られるのが嬉しい作品！もちろん他の映画作品も今後もぞろぞろと。SF作品にして限りなく現代近いこのアニメがまたリアルをついてくる面白さ。多種多様なキャラにはもの凄く好んでいます。特に後藤さんはカッコいいが太田さんには笑いが止まらないｗ
ちなみに太田さんのセリフに「おうじょうせいやああ！！」とあるがネットで「往生せい」と調べると一番上に太田さんのセリフがヒットします。太田さん警察の鏡ですね。✨
次回は「パトレバー２」が劇場にまた上映してくれると待ち望んでいる今日この頃、おや？一度見たから映画館で観るのを悩んでいる？映画館でリヴァイバル放送されるってことは当時にはなかった最新技術の投影で観れる良さがある！もう残り上映期間わずかだからその良さを味わいに、おうじょうせいやああ！！
（※強制ではございませんので楽しんで観にいってらっしゃいませ👋）
最後にパンフレットが今回2種類あるよ！当時販売されていた復刻版と新しくサウンドリニューアル版があるので２つ買うのもありの貴重なグッズぞろいだ！
2020/№R026
