ある音楽財団で音楽史の出版をしようとしていたフリスビー教授(ダニー・ケイ)達は長い間編集に明け暮れていた。
ある日窓拭きにやって来た黒人達に「今、街ではスイングやジャズ、ブルースが流行っている」と聞かされ事実を確認しようと出掛けた。
フリスビーはジャズクラブの歌手ハニー(ヴァージニア・メイヨ)に音楽史の出版に協力して欲しいと依頼するが断られてしまう。
しかしハニーはギャングの情婦で警察に追われる事になり、身を隠す為に音楽財団にやって来て出版に協力するので泊めて欲しいと言い出した。
ハニーと事情を全く知らない音楽家達の「白雪姫と7人の小人」のような共同生活が始まった。
生真面目なフリスビー教授とギャングの情婦という全く釣り合わない恋の行方も気になる所だけど、全編通して流れるジャズが楽しい。
ルイ・アームストロングのトランペットは他の映画でも見られるが、ベニー・グッドマンの台詞つき演技とクラリネット演奏はとても重要な映像。
ハワード・ホークスの「教授と美女」の音楽版リメイクだそうだが、経緯は別として当時の音楽が好きな人は十分楽しめると思う。