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ヒット・パレードのkazu1961のレビュー・感想・評価

ヒット・パレード(1948年製作の映画)
4.0
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-713 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋 ハワード・ホークス監督自身がビリー・ワイルダーも脚本に入っていた『教授と美女』をセルフリメイクした作品です。『教授と美女』は日本ビデオスルーだったようですが、こちらは劇場公開されました。日本でもダニー・ケイが人気だったようです。

🖋前作はゲイリー・クーパーが言語学研究家を演じました。本作ではダニー・ケイが音楽史編纂を行う教授に代わっています。さらに前作が痛快なスクリューボールコメディで突っ走ったのに対して、本作はコメディとしてのテンポは抑え目でセミミュージカルで音楽を聴かせてくれます。基本、ストーリーは全く同じですね。両作とも流石の面白さです。

🖋その楽曲がほんと最高!!1940年代のジャズ&ポピュラー楽団が総出演の様相。
トミー・ドーシー、ベニー・グッドマン、ルイ・アームストロング、ライオネル・ハンプトン、ベニー・カーター、チャーリー・バーネット、メル・パウエル、ルイ・ベルソン、ゴールデンゲートカルテットなどとても盛りだくさん!!

🖋 ハワード・ホークスはセルフリメイクでもさすがでした!!

😆Story:(参考: That's Movie Talk! )
トッテン音楽財団では音楽史を編纂していたが、28万3000ドルを投じ創設者の遺した25万ドルの予算を超えてしまい、不足分は娘のミス・トッテンが穴埋めしていた。完成を急ぐよう言われた民族音楽担当のホバート・フリスビー教授(ダニー・ケイ)は、音楽を実演してミス・トッテンを説得しようとする。共に演奏を楽しんだミス・トッテンは納得し、今後も活動を続けてほしいことをホバートに伝える。その後ホバートやメイゲンブラック教授(ベニー・グッドマン)は、現れた黒人の窓ふきから、街ではスイングやジャズ、ブルースなどが大流行していることを聞き、自分達が世間を知らないことを知る。。。

🔸Database🔸
・邦題 :『ヒット・パレード』
・原題 :『A Song Is Born』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1948
・日本公開 : 1951/12/27
・上映時間 : 112分
・受賞 : ※※※
・監督 : ハワード・ホークス
・脚本 : トーマス・モンロー、ビリー・ワイルダー、ハリー・トゥジェンド
・原作 : ※※※
・撮影 : グレッグ・トーランド
・音楽 : エミール・ニューマン、ヒューゴ・フリードホーファー
・出演 : ダニー・ケイ、ヴァージニア・メイヨ、トミー・ドーシー、ルイ・アームストロン

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
「教授と美女」のリメイク。ゲイリー・クーパーの役柄を音楽学者に変えてダニー・ケイが演じている。前作の珍しい言葉がここでは珍しい音楽(ジャズ)となり、当時の大御所ミュージシャンを一堂に集めていることも魅力の映画である。リメイクにあたり、脚本が完成するまでに8人ものライターが関わったとされているが、クレジットには1人の名前も現れない。ホークスはこの企画にまったく興味がなかったが、興行は上々だった。
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