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ファニーゲームのkazu1961のレビュー・感想・評価

ファニーゲーム(1997年製作の映画)
3.7
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-186 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-532

🖋怖い映画っていうよりは、とにかく不条理、理不尽極まりない映画、ほんと観終わった後もずっと不快感が続くめったにない作品です。。。目的もなく訳もなくとにかく人を殺す。。。そして相手は全く悪のない善人夫婦と子供、グロい映像は表立っては無いのですがイカれた2人のシリアルキラーの台詞ややり取りに精神的に不快にさせられます。

🖋そしてそのストーリーストーリー展開も◯◯◯から殺害されたり、逆戻しのシーンがあったり普通の展開だと予測できない、あり得ない展開が。シリアルキラーが作品を鑑賞している観客に時折サインを見せたり、語りかけてくるメタフィクション演出なども特徴的です。

🖋まあ、誇張でしょうけど1997年カンヌ出品時、あまりに衝撃的な展開に途中で席を立つ人が続出したという曰く付き(そんなに怖くは無いですが、とにかく不快)。監督は巨匠ミヒャエル・ハネケ、一貫して暴力を描いてきたハネケ監督は、本作でスクリーンの中の暴力と観客を結び付けようとし、その挑戦は大きな話題となりました。そんなこともありカルト的な人気を持つ作品なんですね。。。個人的には評価はしますが嫌いな作品ですね。。。

😨Story:(参考: yahoo movies )
穏やかな夏の午後。バカンスのため湖のほとりの別荘へと向かうショーバー一家。車に乗っているのはゲオルグと妻アナ、息子のショルシ、それに愛犬のロルフィー。別荘に着いた一家は明日のボート・セーリングの準備を始める。そこへペーターと名乗る見知らぬ若者がやって来る。はじめ礼儀正しい態度を見せていたペーターだったが、もう一人パウルが姿を現す頃にはその態度は豹変し横柄で不愉快なものとなっていた。やがて、2人はゲオルグの膝をゴルフクラブで打ち砕くと、突然一家の皆殺しを宣言、一家はパウルとペーターによる“ファニーゲーム”の参加者にされてしまう。

🔸Database🔸
・邦題 :『ファニーゲーム 』
・原題 :『Funny Games』
・製作国 : オーストリア
・初公開 : 1997
・日本公開 : 2001/10/20
・上映時間 : 103分
・受賞 : ※※※
・監督 : ミヒャエル・ハネケ
・脚本 : ミヒャエル・ハネケ
・原作 : ※※※
・撮影 : ユルゲン・ユルゲス
・音楽 : ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト、ジョン・ゾーン、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
・出演 : スザンヌ・ロタール、ウルリッヒ・ミューエ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
1997年のカンヌ国際映画祭で、そのあまりに衝撃的な展開に途中で席を立つ観客が続出。斬新なスタイルとショッキングなテーマ性でその年のカンヌの台風の目となったが、賞レースでは無視された。2001年、「ピアニスト」でカンヌのグランプリを獲ったミヒャエル・ハネケの、早すぎた金字塔的作品。
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