Ryan

魔法の剣 キャメロットのRyanのレビュー・感想・評価

魔法の剣 キャメロット(1998年製作の映画)
2.7
存在意義の証明


ストーリー
神話の世界の生き物たちなどの魅惑的キャラクターや幻想的な森の描写が見どころのアーサー王の時代。少女ケイリーは父の跡を継いで騎士になることを夢見ていたが…。


声の出演
ゲイリー・オールドマン
ピアース・ブロスナン



世界的古典「アーサー王伝説」をアニメーション化したアドベンチャー・ロマン。
興行的にも批評的にもコケた作品。
それもそのはず、やっている事はディズニーの出来損ない。それでいてユーモアはトゥイーティー的な要素が多くバランスが悪く感じられた。

ディズニーには役割があるから登場するキャラクターしかいないが、今作は役割を求められたキャラクターが多数と言ったイメージ。
そのため、本当に必要なキャラクターなのか?と疑問な点もしばしば。
アニメーション的には時代の先取りをした技法を多用し予算もかけた印象だが、物語とオチが弱くとても残念。
ラストの円卓の騎士シーンは複雑。

悪の強敵ルーバーを演じたゲイリーオールドマンの歌声が響き渡り、彼だけで引っ張り切った印象。よく聞くとゲイリーなのも最高である。ゲイリーのミュージカルはあまり観たことがなかったので良かった。

1番冷めたシーンは後半の"ドラゴン航空"のくだりである。
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