ジャンヌ・モロー、シャーリー・マクレーン、イングリッド・バーグマン、豪華な配役ということで観たら、なんとオムニバスだった〜
次々と変わる黄色いロールス・ロイスの持ち主による3つのストーリー。
◇第1話 イギリス
伯爵(レックス・ハリソン)が妻(ジャンヌ・モロー)のために黄色いロールス・ロイスをプレゼントする。しかし妻が車中で不倫している現場を発見してしまう。
◇第2話 イタリア
ギャングとその妻(シャーリー・マクレーン)がイタリア旅行で黄色いロールス・ロイスを買う。夫が仕事でイタリアを離れたすきに、妻は現地のカメラマン(アラン・ドロン)と不倫する。マクレーンとドロンのキスシーンもあって2人がチャーミング。イタリア旅行の気分も味わえた。
◇第3話 ユーゴスラビア
アメリカの富豪の未亡人(イングリッド・バーグマン)がイタリア国境から、ユーゴスラビアの国王に会うためパルチザンの男(オマー・シャリフ)をロールス・ロイスに乗せて向かう。到着したユーゴでドイツ軍による攻撃を受け、彼女はパルチザンを手伝い、恋に落ちる。
どの話も繋がりはないけど、1台の車を軸としたオムニバスという発想が面白い。富豪→ギャング→戦場へ、最後はボロボロになる黄色いロールス・ロイスが愛おしくなりました。
モローの魅力はイマイチだったけど、マクレーンは可愛かった。バーグマンは当時49歳なのだけど凛として美しい。お得な作品だったな〜。リズ・オルトラーニの音楽もよかった。