Nove

象の背中のNoveのレビュー・感想・評価

象の背中(2007年製作の映画)
3.1
昭和の夫、父親の理想的な死に方なのであろう。少し早い死期ではあるが、素直な子どもたち、理解のある女房に囲まれ、都合のいい愛人、初恋の人に再会し、旧友とはむかし話で盛り上がり、疎遠の兄とも和解して父親の相続は残された家族に与えられる、何も心残りなく旅立てる。
美しい妻は、家庭を顧みず仕事人間で、愛人がいようが、また生まれ変わったらプロポーズしてと言ってくれる。
こんな時代を生きてきた人たちが、昔の日本には生息していたのです。
昭和のおとぎ話でした。
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