ノットステア

スパイダーマン2のノットステアのレビュー・感想・評価

スパイダーマン2(2004年製作の映画)
4.5
○感想
『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』を映画館で観るために予習として観た。
実は観るのは初めて。
アベンジャーズの中でスパイダーマンが一番好きだなぁと思ってたし、スイングして移動するのもカッコいいなと思ってたけど、トビー・マグワイア版とアンドリュー・ガーフィールド版は全く観てこなかった。いつか、、、は新作公開とともに来た。

『スパイダーマン2』で一番印象に残ってるのはやはり、電車を止めるシーン。

テーマは「授かった力。授かった知恵」


以下ネタバレあり。








Q:なぜ蜘蛛の力が無くなりかけた?
気持ち、精神的な問題。
蜘蛛の糸って精神エネルギー(NARUTOのチャクラの構成要素)とかでできてるの?
なんか、例えば寝不足、栄養不足で糸が出なくなるならわかるけど、、、

Dr.オクタビアスの妻ロージーの死。襲いかかるガラス。ガラスに映るロージー。ロージーの瞳に映るガラス。
そういえば、『スパイダーマン』(2002)でゴブリンが投げた爆弾が目の前で爆発するとき、ピーターの目にその様子が映ってた。
映像が綺麗になってきたからできる演出かな。
古い映画も好きだけど、こういう新しいことができていくのは楽しい。



○印象的なセリフ
Dr.オクタビアス「優秀なだけではダメだ。努力しろ。知性は特権ではなく授かり物だ。世のために使うのだ。」

ロージー「ピーター、彼女はいるの?」
ピーター「よく分かりません」
Dr.オクタビアス「君が分からなくて誰が分かる?」
ロージー「きっと秘密の恋なのよ」
Dr.オクタビアス「秘蜜はいかん。恋のような面倒なものを隠してると病気になる。私は運がよかった」
ロージー「お互いにね。苦労はあるけど努力が必要よ。私も大学で出会ったとき大変だと思ったのよ。彼は科学専攻で私は英文学」
Dr.オクタビアス「私の話はいつも相対性理論。ロージーはエリオットの詩。いまだに分からんよ」
ロージー「ウソよ」
Dr.オクタビアス「本当だ。エリオットは最新科学より難しい。だが女性を口説くには詩を語れ」
ピーター「詩を?」
Dr.オクタビアス「絶対だ」

Dr.オクタビアス「金が必要だ。盗め?それは犯罪だ。そうだ。完成させない方が犯罪だ。ここでやるぞ。太陽の力を手に入れる。誰にもジャマはさせん。誰にもだ!」

ベンおじさん「そんなことを思うとは悲しいぞ。でも僕はメリー・ジェーンを愛してる。いつもわしらは何が大事か何が正義かを話してきた。わしはお前を信じてきた。きっとその夢を実現してくれるだろうと。この世界で」
ピーター「もう夢なんて追えない。自分の人生が欲しい。」
ベンおじさん「お前は力を授かった。大いなる力には大いなる責任が伴う。さあ、手を」
ピーター「ベンおじさん。僕はただのピーター・パーカーだ。もうスパイダーマンじゃない。もうイヤだ」

ピーター「こないだのことだけど」
メイおばさん「忘れなさい。どんな水も流れすぎて行くわ。よく正直に言ってくれた。偉かったわ。本当にありがとう。あなたを愛してるわ。心からね」メイおばさんはピーターを抱きしめる。
ピーター「僕のコミック本は?」
メイおばさん「あのつまらない本?人にあげたわ」
向かいの子のヘンリーがスパイダーマンについて聞く。
メイおばさん「あの子の夢が分かる?スパイダーマン」
ピーター「なんで?」
メイおばさん「だってヒーローだからよ。めったにいないわ。あんなふうに飛んで私まで救うなんて。子供たちにはヒーローが必要よ。勇敢で自己犠牲もいとわないいいお手本よ。みんなヒーローが大好き。人々は応援し喝采を送る。そして語り継ぐのよ。みな雨の中に立って"しっかり"と言う彼をひと目見ようと待ってたと。誰の中にもヒーローはいる。だから正直に勇気を持って気高く生きられる。そして最後は誇りを持って死ねる。ときには毅然として大事な物をあきらめることもある。夢さえも。ヘンリーはそれを教わった。だから"どこ?"って聞いたの。彼が必要だから」

ピーター「Dr.オクタビアス(マスクを取る)。装置を止めないと。方法は?」
Dr.オクタビアス「パーカーか。"優秀でなまけ者"」
ピーター「これを見て。壊さなければ」
Dr.オクタビアス「壊せんよ」
Dr.オクトパス「壊させん!」
ピーター「あなたは知性の話をした。授かり物は世のために使えと」
Dr.オクトパス「特権だ」
ピーター「そのアームがあなたを変えた。従わないで。」
Dr.オクタビアス「私の夢だった」
ピーター「ときに正義のためには毅然として大事な物もあきらめないと。たとえ夢でさえ」
Dr.オクタビアス「そうだ。……その通りだ。聞け。聞け、私の言葉を(アームに向かって)。言うことを聞け」

Dr.オクタビアス「怪物のままでは死なんぞ」

ピーター「一緒にいられない。スパイダーマンはいつも敵がいる。君を危険にさらせない。僕はいつまでもスパイダーマンだ。だから決して一緒には…」