めたわに

インサイダーのめたわにのネタバレレビュー・内容・結末

インサイダー(1999年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

内部告発するとこんな目にあいますよ、内部告発を報道するとこんなことになりますよ!という映画。

そもそも報道の難しさとは、報道する会社は収入を得なければならず、その多くは広告収入であるということ。
いかに末端の報道員が崇高な理念の元報道しようとも、会社の不利益になることはNG。当たり前のことだが、報道と金儲けは相反するというジレンマがあるから。

誰しもアラ探しされたら過去の些細な悪行とも言えないくらいの汚点は出てきてしまうもの。聖人君子出ない限りネガキャンしようと思えばどうにでもされてしまう。しかも守秘義務なんて契約もあり、兵糧攻めからの家族危機も発生、こんなハードモードに陥る内部告発って誰がする???

それに立ち向かったバーグマン(ドキュメンタリー番組プロデューサー)と、ワイガンド(B&W社の内部告発者)。実話ベースとなっています。
お上を恐れぬバーグマンをアル・パチーノが、どこかヤバそうな雰囲気をまとうワイガンドをラッセル・クロウでナイスキャスティング。

自分も生をうけたからには、かく生きたい…無理かなぁ。
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