20分後アバンタイトルが出てから、戦争終結までの手続きと進行中のクーデターとのカットバックの緊張感にやられる。中盤に出てくる児玉基地から出撃準備する、陸海混成飛行部隊と玉音放送録音との対比はすごく切ない。
橋本忍の脚本に変に引っ張られることなく、エンターテイメントに変わる瞬間の演出がいい。そして室内セットが多用されているにも関わらず全く狭さを感じない。実際の二重橋でのゲリラ撮影は、『太陽を盗んだ男』以来の吃驚。ええ、ま、まじか?
まあ、四の五の言わずに観ろってことだ、と三船敏郎風に。
DVD(9/8/2014)