岡本喜八監督、半藤一利原作、三船敏郎、笠智衆出演の人間ドラマ。
1945年8月14日の御前会議においてポツダム宣言の受諾が決定され、翌8月15日正午の玉音放送が行われるまでの1日間を描いた作品。
内閣、陸軍、海軍、宮内省、そして前線で戦い続けている兵士。あらゆる立場から多角的に描かれているのが素晴らしい。そしてドキュメンタリー風に事実が淡々と語られる中、ドラマパートが絶妙に織り混ぜられているのもまた良い。タイトルバックのタイミングが絶妙すぎて震えました。
戦争の歴史を扱う作品において賛否両論、色々な立場や意見があるとは思うけれど、日本人ならば必ず観るべき作品だと思います。