イーストウッドがいつものように悪を打ち負かす本人監督作の西部劇。
砂金取りをする労働者たちと土地を奪いに来た金持ちのクズとの対立に謎の神父ガンマンが巻き込まれる。
男も女も全員惚れててちょっと笑っちゃうけどまぁ惚れるわな。母親も娘(14歳)も惚れてくるのはなんかおいおいって
イーストウッドにも若い娘に言い寄られて『いや、君はもっと歳の近い子と恋をしなさい…』と嗜める、みたいなのやってみてーって願望あるのかなと微笑ましい。
悪徳保安官と6人の仲間たちが7人揃って対決に出てくるところが異様にかっこいい。もちろん待ち構えるイーストウッドはさらに格好いい。後ろの青々とした山脈と立ち姿がハマりすぎてるんよ。
ラストのあの7対1の決闘を見るためだけでも見て全く損はない。
いつもながらイーストウッドは痩せた背の高い男なのに、さらに言えば必ずある悪漢を殴りつけて打ち負かすシーンも、別に鍛えてそうな動き方じゃないのになんでかっこいーんだろうな。
わりと殺陣、って感じモロだしなのにそりゃ勝つよね!って気持ちになる。
ちょっとキザの服装なのが本作の特徴。
悪保安官が取れた金を見せびらかしに来た酔っ払いを『踊れ!』と足元撃ちまくって踊らせて、最後は見守る息子たちの前で銃を抜いた酔っ払いを撃ち殺すシーンがなかなかむごたらしくて最低!クズ!
希望から絶望への落差がすごい。これはヒーローが必要だ。