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気まぐれ天使のbennoのレビュー・感想・評価

気まぐれ天使(1947年製作の映画)
3.9
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·̩͙꒰ঌ🎄 𝑀𝑒𝑟𝑟𝑦 𝐶ℎ𝑟𝑖𝑠𝑡𝑚𝑎𝑠 🎄໒꒱·̩͙

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今年のクリスマスはクラッシックな作品…ᔦᔧ✩


司祭のヘンリー(デヴィッド・ニーヴン)は妻ジュリア(ロレッタ・ヤング)と一人娘デビーの3人暮らし…あっ!! それと、モフモフで可愛いセントバーナード犬…。

ヘンリーは新しい任地で教会堂を建設するための基金集めに苦労…妻ジュリアとの間にも諍いが絶えませんでした…。

ある日、ヘンリーが神に救いを求めると…その祈りに応えるように現れたのが…

 “I’m an angel, no wings at the moment.”

ケーリー・グラント扮するスーツ姿の天使ダドリー…。

ヒッチコック作品ではお馴染みのケーリー・グラント…ちょっぴりとぼけた天使役がピッタリ…彼が使う魔法も派手なものではなく、飲んでも飲んでも減らないワインや、立ち上がろうとしても椅子がお尻から離れなかったり…そんな優しいトリックに心が温まります…。

そして彼はヘンリーのアシスタントとして教会堂建設に助力…しかしその優しさから妻ジュリアはダドリーの魅力に惹かれていくのでした…。

天使ダドリーの本当の目的とは…??




観ている間中、口角が上がりっぱなし…スマートで可笑しなケーリー…始終渋い顔のデヴィッド・ニーヴンのとっても悩ましい表情…その対比も絶妙…そしてふたりの間で揺れ動くロレッタ・ヤングの品の良さが際立って素敵…キャストが見事にハマってます…。

そして1番の見どころはスケートのシーン…明らかに吹き替えであろう天使ダドリーの見事なスケーティング…運転手シルベスターの転びそうで転ばない演技も見事でしたが…ダドリーの魔法によって…これまたプロスケーターのように変身してビックリ!!

ダドリーにより、これまで難色を示していた資産家のハミルトン夫人も遂に基金に協力することに…。


そしてクリスマスイヴ…教会でのヘンリーの説法も心に沁みます…それはダドリーが下書きをしたクリスマスの《空っぽの靴下》のエピソード…。


そして…

“Don’t let us ever forget to share loving kindness, warm hearts and stretched out hand of tolerance.”

愛情深い優しさ、温かい心、差し伸べられた寛容の手を分かち合うことを決して忘れないで下さい…。




とってもハートウォーミングで素敵なストーリーでした…ෆ*

Wishing you all a wonderful and special Christmas!! …🎅


                 
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