ちろる

コレクターのちろるのレビュー・感想・評価

コレクター(1965年製作の映画)
3.8
多くの名作を送り出したあの巨匠ウイリアム・ワイラー監督が描いた身の毛とよだつようなサイコパススリラー。
主人公がガチキモストーカーすぎてトラウマになりそう。
ストーカー誘拐ものの元祖?

物語は蝶の収集が趣味のフレンディ。
彼は蝶だけでは飽き足らずに美しい女性を収集しようと思いつく。
何考えてるのか全然分かんないこの不気味な男、あれ?見たことある・・・と思ったらなんと若き日のテレンス・スタンプ!
潔癖で神経質そうで思い込みが激しそうな陰気なキャラクターが結構似合いますね。

ちなみに気に入った女監禁したのに、このフレンディは何も手を出さない。
自分を愛してくれると信じてずっと待つところが
閉じ込める部屋は蝶の収集ケースみたいに思ってるのでしょうか?
無表情のフレンディが本当に何考えてるのか分からないのでずっと緊張感が続いて本当に怖い。
何?どうなるの?どうしたいの??
ハラハラドキドキが続く中でなかなかどうして胸糞な展開で向かっていくラスト。
かなりショッキングで後味は悪いですが見応えは十分あります。
サイコパス系スリラーがお好きな方は元祖として観でみてはいかがでしょうか。
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