「母さん、クスリをやってない?」
薬物中毒者4人の人生崩壊劇。
メインキャラが4人ともヤク中で、ドラッグビジネスに加担した者の末路や、禁断症状から狂っていく様が描かれる。最初はイケイケで商売も恋愛もうまくいっていた主人公たちも、中盤以降はこれでもかと地獄を見ることに。一方お母さんのサラは、憧れのTV番組に出るためダイエットを始め、医者から処方されたものが薬物だと気付かずどんどん飲む量を増やしてしまうのだった…。
撮り方がとても面白くて、画面を2つに割って違う構図の映像を入れたり、薬を飲む様子を「シュボッ…ジジ…ゴクン…カッ」みたいな省略した4コマ映像で場転代わりにしてるのも斬新だなと思った。冷蔵庫が襲ってくる悪夢は怖い。
初めは可愛かったヒロインが下品なショーでオモチャにされてるのはマジキツかった…。
以下、セリフメモ。
「(テレビに出るなら)ダイエットすれば?」
「マリオン、名案がある。ヤクに混ぜ物をして売る。そして500グラムのヘロインをゲットするんだ。楽して暮らせるようになる」
「マリオン、君といると俺は大丈夫だと思える」
「母さんにプレゼントを買ったんだ」
「私がほしいのは孫だけよ」
「何を買ったか言わせてよ」
「母さん、歯軋りしてるよ」
「何が良くないの?11キロ痩せたのよ!」
「赤いドレスが着たいの」
「お父さんも死んで、あなたも家にいない。世話してあげる人が誰もいないの。寂しいの。私は独りよ」
「アーノルドのところへ行ってくれ。2000ドルさえ手に入れば何とかなるんだ」
「問題はお金じゃないわ。私が何をするかよ」
「夏はめちゃ楽しかったな。あれから1000年経った気がする」
「スケベ男と寝たのよ!地獄だったわ!」
「白人女の長所は…フェラがうまい。黒人女はヘタだ」
「ダメだ。(薬物でボロボロになった)腕を何とかしなきゃ」
「電気けいれん療法がオススメです。サインしてくださればすぐにでも」
「天使マリオン。ショータイムだ!」