kazu1961

レクイエム・フォー・ドリームのkazu1961のレビュー・感想・評価

4.2
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-312 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-549

🖋クライマックスのラスト15分はもう強烈なインパクトを残します。これほどドラッグの怖さをインパクトある映像で描いた作品は他に類を見ません!!なんせ、2009年にイギリスの映画雑誌「エンパイア」が発表した「落ち込む映画」ランキングで第1位に選ばれたほどですから。。。

🖋普通に生活をしていたを持って生活していた人達がドラッグによって破滅していく様を描いた衝撃的な作品です。心に抱くささやかな夢や、埋まらない孤独感、これらを満たすためにチョット手を出したドラッグ(母親の場合はダイエットピル)。。。ここから破滅までのスピードある展開とドラッグを打った後のインパクトのあるヴィジュアルで観るものを圧倒していきます。

🖋ストーリーはある意味シンプル、だけどその映像と描き方は圧巻で斬新。ドラッグがどのように精神と体を破壊していくかをリアルに描いた映像は必見です。象徴的なのは瞳孔が開く映像、時にはグロく、時にはエロく、観るものを目を離させないその演出も素晴らしいです。

🖋そして俳優陣も印象的、特に母親を演じたエレン・バースティンは、アカデミー賞主演賞候補になったほどの白身の演技、ジェニファー・コネリーのキュートでエロティックな演技も目が離せません!!監督は『ブラック・スワン』や『π』のダーレン・アロノフスキーです。衝撃的な良作!!

😱Story:(参考: Amazon)
TV番組に出演するため、ダイエット薬を飲むうちに、その薬の中毒になった主婦。そして彼女の息子と恋人も、お金を得るために麻薬売買に走り、自らの体もドラッグに蝕まれていく…。

🔸Database🔸
・邦題 :『レクイエム・フォー・ドリーム』
・原題 :『Requiem for a Dream』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 2000
・日本公開 : 2001/07/07
・上映時間 : 102分
・受賞 : ※※※
・監督 : ダーレン・アロノフスキー
・脚本 : ヒューバート・セルビー・ジュニア、ダーレン・アロノフスキー
・原作 : ヒューバート・セルビー・ジュニア
・撮影 : マシュー・リバティーク
・音楽 : クリント・マンセル
・出演 : エレン・バースティン、ジャレッド・レト、ジェニファー・コネリー、マーロン・ウェイアンズ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
テレビを見るのが何より楽しみな中年未亡人サラは、ある日テレビ番組への出演依頼の電話を受け、お気に入りの赤いドレスでテレビへ出るためダイエットを始める。一方、息子のハリーは恋人マリオンとのささやかな夢を叶えたいと麻薬売買に手を染める。季節が変わり、赤いドレスが着られるようになったサラはダイエット薬の中毒に、麻薬の商売がうまくいかなくなったハリーとマリオンは自らがドラッグの常用者となっていた……。
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