奥田瑛二がギラギラしていた頃の作品。
作中では陽子が自分で納得しながら中年男と性行為したり入れ墨を入れたりしているように描写されているが実際は誘導されているだけだろう。
室田日出男の一旦引く駆け引きとか上手すぎる。
室田日出男が陽子の背中に入れ墨を掘りたいという理由の色白できめ細やかというのだって知的障害のお兄ちゃんだっていいのでは?
すぐ熱湯風呂に入るのは定着させるためとかなんですかね?
そもそも気力が尽きたからって素人に続きをやらせるとかない。
原作者含めて中年男の都合のよい幻想みたいなものがそこかしこに見られて引く。
ラストのヌーヴェルヴァーグを気取ったような終わり方もキザ。