がちゃん

暴走パニック 大激突のがちゃんのレビュー・感想・評価

暴走パニック 大激突(1976年製作の映画)
2.8
名古屋、滋賀、京都と、
派手な覆面をして銀行強盗を続ける渡瀬恒彦と小林稔侍。
次の標的は神戸の第一勧業銀行(懐かしい・・・)。

準備万端整えて計画通り銀行を襲うが、
逃走中に小林が車に轢かれて死んでしまう。

残った渡瀬は、
行きずりで拾った女杉本美樹と逃亡の旅に出る・・・

クライマックスのカーチェイスシーンまで、
迫力が一直線に盛り上がらず、
渡瀬の色恋のシーンもくどいように思われた。

深作作品だから、
お約束のお色気シーンやら、
ゲイのSMシーンまであります。

たくさんのマネキンの中のヌード写真に倒錯する、
謎の中年男が出てきたり。

サービスシーンはたくさんありますが、
同じ渡瀬恒彦でカーチェイスを見せ場にした東映作品作品としての出来としては、余分なシーンを極力切り落とした感のある、
『狂った野獣』のほうが上出来かなと思います。

ただただ懐かしいのは、
昭和50年代の曾根崎通あたりの風景。
『ダ・カーポ』のコンサート案内看板が出ていたり、
今はもうない『梅田東映会館』なんかが出てきて涙。
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