kazu1961

バベットの晩餐会のkazu1961のレビュー・感想・評価

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)
4.0
「バベットの晩餐会」
1989年 公開 デンマーク作品 2016-242
2016年 デジタルリマスター リバイバル公開
TSUTAYA CINEMA Handbook 2016
1980年代ランキング12位

素晴らしい料理は心を豊かにする!分かりやすくテーマが明確な作品です。前半の禁欲的で寂れた寒村の描写と、後半の温かみのある晩餐会との間に極端な落差を設け、バベットの料理の力によって人々が次第に活き活きとしてくる様子を効果的に強調して描いています。素晴らしい料理の力は素晴らしいです。観終わった後、幸せな温かみがしっとりとひろがります。フランス料理が食べたくなる作品ですね!

20世紀のデンマークを代表する女流作家カレン・ブリクセンの同名小説を映画化した群像劇。19世紀後半、デンマーク辺境の小さな漁村に質素な生活を送る初老を迎えたプロテスタントの姉妹がいた。そこにパリコミューンで家族を失ったフランス人女性バベットがやってくる。その後、彼女は家政婦として長年姉妹に仕えるが、宝くじで大金を手にいれると、村人のために晩餐会を開きたいと申し出る。第60回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞。1989年に日本初公開。2016年、デジタルリマスター版でリバイバル公開。
kazu1961

kazu1961