バナバナ

愛と誠のバナバナのレビュー・感想・評価

愛と誠(2012年製作の映画)
4.2
『ビーバップ・ハイスクール』や『今日から俺は』のもう一つ前の世代の不良たちの話です。
私は従妹のお姉さんが原作漫画を持っていたので、こっそり読んでいましたw。
だから、本作が原作とかなり違うのは分かっています。
遥か昔の不良の話なので、どうせ若い人には理解できないだろうと、こういうミュージカル調のお笑い物にしたのかな。

愛の台詞が悪気なく、全て自然に上から目線になっているのが笑えるし、彼女のターミネーターの様な不屈の勘違いぶりがすさまじい。
が、このドブ川に咲いた一輪の百合の様な清楚な愛に、武井咲がピッタリはまっていて(あの、お姫様ヘアにも負けていない)良かったです。

残念だったのが、大野いと。
活舌が悪いし、声量も小さいので、周りにいる伊原剛志や安藤サクラを抑えるカリスマ性がないといけないのに、迫力が全くなかった。
もし、りょうさんがもっと若かったら、合ってたのにな。
否、伊原剛志が高校生役をやってる位だから、りょうにオファーしても良かったと思うのだが…。

なかなか面白い試みの作品で、楽しめました。
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