つばさ

奇跡のシンフォニーのつばさのレビュー・感想・評価

奇跡のシンフォニー(2007年製作の映画)
3.3
2008/07/13
まず始めに言えること、それは「音楽の持つ力」と「ドラマチックな世界」というものを好まない人には楽しめない作品ということ!
逆に言ってしまえば、何かしらの音楽経験があり音楽に思い入れがあったり、ドラマチックな世界に憧れている人なんかは楽しめると思います!

大事なのは劇中で「そんなのありえない」と思わない心。
それさえあれば予告通り純粋に泣ける映画だと思います。

まずこの作品はなんと言っても音楽がいい!
様々なジャンルの音楽が聴くことができ、どんな人でも音楽という面では楽しめると思う。
そして、普段あまり音楽に関係ない人でも少し音楽に興味が湧くようなそんな映画。

また、キャスティングも良い。
まず、天性の才を持つオーガストを演じるフレディ・ハイモアはここでも抜群の表情と演技で作品を後押しする。
そして両親役のケリー・ラッセルとジョナサン・リス=マイヤーズも良い。
特にジョナサン・リス=マイヤーズは個人的にかなり良かった!
あんなお父さんカッコイイよね。

そしてなんといってもウィザードを演じたロビン・ウィリアムズ!
彼なしでこの映画はないといってもいいほどの大役をこなした彼!

嫌になるほどピュアな映画に唯一登場した悪者。
しかし、彼が両親二人をあの日出逢わせたストリートミュージシャンだとすると・・・

すごく深い面白い話になってくる!
彼がいなければオーガストは産まれてこなかった。

つまり、全ては音楽で始まり音楽で繋がってたってことですね!

でも音楽だからこそああいった奇跡があり得るわけで、なんとか成り立った映画だと思いました。

2008/07/13