【第42回アカデミー賞 脚本賞他全4部門受賞】
アメリカン・ニューシネマを代表する作品。アカデミー賞では作品賞他全7部門で候補に挙がり、作品賞の『真夜中のカーボーイ』を上回る最多の4部門で受賞した。
元々はスティーヴ・マックィーンがブッチ役、ポール・ニューマンがキッド役で進んでいたがマックィーンが降板し、ポール・ニューマンがブッチ役、キッド役には当時無名だったロバート・レッドフォードに白羽の矢が立ったという。
もちろん音楽のポップな使い方とか、破滅型の結末とかニューシネマには違いないんだけど、案外正統派だなという印象。それこそこの年作品賞の『真夜中のカーボーイ』とか『俺たちに明日はない』とかと違って正攻法で物語を語っている。
普通によくできた西部劇という感じ。なんだろう。そんなに言うことが見つからない。割と誰が見ても面白いんじゃないかな。
『真夜中のカーボーイ』の暗くて救いのない感じとか『俺たちに明日はない』の軽妙なバディ感の楽しさとかと比べるとかなり普通であんまり好きじゃないかな。
ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードはカッコいい。あの女の人もよかった。