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星に願いを。 Nights of the Shooting Starのtheocatsのレビュー・感想・評価

2.0
竹内結子メモリアルとして

映画は以前見た記憶があるが気分的動揺があったということなのかついついレンタルしてしまう。


映画的な印象は正直宜しくない。
個人的に頂けないと感じたのは生き返り後の主役を別人にしなかったこと。
生前は盲人として常に目をつむり声を発しなかったとしても、相貌形状の記憶が残っていれば生き返り後に常人として現れてもすぐ気づいたであろう。
映画の設定では生前も死後生き返り後も同一人物としたために、残された者らの死者に対する相貌記憶が全く別人の顔に一斉に入れ替わっていなければ辻褄が合わないことになる。
だから、生き返り後は全く別の俳優にしてトマトジュース一気飲みなど生前の癖で皆が徐々に「もしや・・・」と気づかせる設定の方が説得力も増したと思われる。

その他、回想シーンが余りに感傷的すぎるとか主役が奏でるハーモニカのメロディを乱発し過ぎなどお涙頂戴の演出がくどいと感じられた。まぁそういう映画だからケチをつける方がどうかしているのだけれど。笑

竹内結子さんは悪くなかったですよ。
函館の雰囲気も。

間違いなく見ていたはずだが9割以上覚えていない。記憶なんてそんなものなのだろう。


あぁしかし、なぜどうして???とのショックではない動揺はしばらく続きそう。
彼女のファンという訳では全然なかったけれど、芸能界の闇に飲まれたということなのか、あくまでプライベートのことなのか、不確実なゴシップ記事に惑わされないようしばらく静観したい。

002009
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