kazu1961

ランボー 最後の戦場のkazu1961のレビュー・感想・評価

ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)
3.6
▪️Title :「ランボー 最後の戦場」
Original Title :「Rambo」
▪️Release Date:2008/05/24
▪️Production Country:アメリカ
🏆Main Awards
※※※
▪️Appreciation Record :2019-122 再鑑賞
▪️My Review
前作の『ランボー3/怒りのアフガン』から、実に20年ぶりの続編なんですね。スタローンみずからメガホンをとり、彼なりの強いメッセージ性が描かれているため過去の3作とは違った世界観とリアリティがある作品になっています。とにかく「暴力や流血映像、性的暴行、卑猥な表現」が満載で当たり前のごとくアメリカでもR指定作品となっています。日本ではよく誤解されていますが、ランボーシリーズは全てがR指定を受けているんですね。
本作品の舞台としてミャンマーが選ばれたのは、「現実に、残忍な暴力や虐殺が起こっている地域を舞台にしたい」というスタローン本人の強い希望によりました。世界の中で実際に人権が踏みにじられながら、それが注目されていないか忘れ去られていることへの警告として、スタローンの持つ本質的なメッセージ性が顕れていると言えます。
そんなことから、スタローンはインタビューの中で、「ランボーシリーズ中で最も残忍な映像になったのは、‘現実’を描いたから」だと述べていて、「極力(ランボーの)ヒーロー性を排除し、現実の悲惨さを訴えたかったから」だと述べているんですね。
最後の戦場かと思いきや、シリーズ第5作にして完結編となる「Rambo: Last Blood(原題)」が、9月20日に全米公開されることが明らかになりました。。これはこれで11年ぶりの続編、楽しみですね!!
▪️Overview
シルベスター・スタローン主演によるメガヒットシリーズの20年ぶりとなる第4弾。同シリーズで初めてスタローン自らメガホンを取り、ミャンマーの社会情勢を盛り込みつつランボーの壮絶な戦いを描き出す。タイとミャンマーの国境付近でミャンマー軍事政権によるカレン族の迫害が激化。タイ辺境のジャングル地帯で暮らすランボーは状況を知りつつも静観の構えを見せていたが、ある事件をきっかけに再び戦いの中に身を投じていく。
kazu1961

kazu1961