Natsuki

シェルブールの雨傘のNatsukiのレビュー・感想・評価

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)
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全セリフが歌になっていて、たびたび曲が変わるという感覚もなく曖昧なまま繋がっていき、終始メロディーに乗ってストーリーが進んでいくのがあまりにも斬新で、やろうと思えばここまでできるのかと驚いた。映像は鮮やかでカラフルでテンポが良くて心地よい。可愛くて美しいものだけ集めました的な。雨と雪の切り替わりが味わい深い。

ストーリーは容赦なく真面目で現実的で、そのギャップがよかった。演出はいくらでも飾れるけど、起こることとそこで動く人間の心は飾れない。病床の叔母さんが存在感あった。
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