このレビューはネタバレを含みます
聡と瑠璃子の結婚生活は、生活しているのに生活感や現実感がない。
結局、夫婦それぞれが浮気(別の恋)をして、やっぱり「ただいま」と帰ってくる…だけの話のなのに、砂糖菓子でくるんで甘くしているだけのよう…
冒頭から心掴まれた。
顔と髪が作り出すライン。マッチ箱。卵かき混ぜる音。針の音。レースのカーテン。夜の窓に映る照明。開け放たれた窓。旦那の部屋の重たい窓。閉塞感。団地。
生々しい。美しい。論理を求…
二人でいるのに感じる孤独のほうが、一人だけの孤独よりも深いと感じるのは、何となくわかる気がする。
しかし主人公の妻が「浮気したら、その場で刺すわ」と夫にクギをさしつつ、自分はそれほど躊躇せず手頃な…
小説読んでたから気になって🎬
ザ、江國香織ってかんじ
あの文体から伝わる綺麗なんだけど澱んでいるというか
綺麗が故くすんでるというか
あのかんじ、、、
お互い大事に思ってるし
体現してるけど心の…