ねまる

ベルリン、僕らの革命のねまるのレビュー・感想・評価

ベルリン、僕らの革命(2004年製作の映画)
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ねぇ、お父さん
好きなことだけして、自由気ままに生きていくことってダメなことかな。

お父さんは資本主義社会の中で、お金のために働くサラリーマンだけど、
そうなることが幸せなことなのかな。

現代社会の中で、みんなと同じように社会の歯車の中で働くこと、お金を稼ぐことが当たり前なのかもしれないし、
お父さんは私に安定した将来を得られる会社に入って欲しかったよね。

でも、お父さんごめん。
私には興味のない仕事をして、お金のために働いていくことなんて出来ない。

将来が見えなくたって、生活がボロボロになってしまったって、10年後不幸になっていたって、
私は映画に関わる仕事をしたいんだ。

ここまで子供の安定した将来のためにお金をかけて育ててくれたのは分かってる。
親不孝な娘でごめん。

でも、これが私。

いつか1人でどこかでのたれ死んでたら、思いっきり笑ってやって。

それでも私が選んだ人生だから。

1人でも多くの人に映画で豊かになって欲しいという私の願いを叶えるための。
ねまる

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