三好次郎

京洛の舞の三好次郎のレビュー・感想・評価

京洛の舞(1942年製作の映画)
4.7
 攘夷論を主張する田中や岡田に対して開国論を堂々と説く龍馬、
攘夷派の姉小路に異国から学ぶべきは学び、捨てるべきは捨てるべきと説得する勝、
彼の説得に心動かされ、開国論に転じる姉小路、
姉小路を重要人物と思いながらも 仲間の面子のために斬らざるをえなかった出雲路、
そして彼の行動に心打たれて、出雲路に日本の未来を託しつつ、自らは古い時代の人間だと結論付けて散っていった田中。

1942年の太平洋戦争ど真ん中の時期に、どんな気持ちでスタッフたちはこの映画製作・上映したのだろうか...
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