三好次郎さんの映画レビュー・感想・評価

三好次郎

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都会の空の用心棒(1960年製作の映画)

4.4

 マイト・ガイの映画、60年代一斉を風靡しただけあって会話のテンポとか脚本力とかがすごい計算・洗練されてるように思う。
 本作に関してはラストの黒幕の最期だけどうかと思ったけど。

チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)

4.5

 構図やら絵面とか展開とかにシャイニングとかターミネーターとかエルム街の悪夢を彷彿とさせる描写があって、やっぱり名作は過去作を色々研究してるよね、と。

 で後に本作もミーガンに影響を与えるってことを
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新源氏物語(1961年製作の映画)

4.5

 やっぱ森一生監督って、同時代の大映監督ではかなりポテンシャル高いよなー
 絵作りが多少シンプルではあれど

銀座の次郎長(1963年製作の映画)

4.5

 東北人とトルコ人に喧嘩を売り倒したキャラクター描写はともかく(トルコ人はまだ言い訳効くけど)、結構面白かった。

 張りに張った設定・伏線をラスト十分でフルスピードで回収する脚本が痛快。

夢がいっぱい暴れん坊(1962年製作の映画)

4.2

 若かりし頃のマイト・ガイも格好いいけど、何より当時の銀座の一風景というか、一イメージを語る史料的価値が高いと思うこのシリーズ

オリバー!(1968年製作の映画)

4.5

 アメリカンニューシネマ全盛期的にもう少し貧富の差の過酷さを掘り下げられるつくりにできただろうと思ったが。

 ファギンとドジャーのラストはそれっぽいと言えなくもないか。

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

4.5

 初代オマージュ多かったし原点回帰作かな。
 幼馴染トリオで動いてるシーンをもっと見たかった。

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

4.6

 ウディ・ハレルソンの名悪役ぶりと、最後まで猿たちのために生き続け、そして果てたシーザーの生き様で☆2つ加点。

ハーティー 森の神(2021年製作の映画)

4.3

 エンドロールの悪役のおっさんが孫思いのいい祖父でもあった、みたいなシーンがもっとあったらもっと評価上がってた。

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.7

 何回でも見たくなる映画だよね、こういうのはね

/序盤の兄弟で家帰ってるパートのモハーベ砂漠と、踏切なしの線路を前に電車の通過を待ってるシーンがマリオカート64の砂漠のステージそっくりだったんやけど
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ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ(2022年製作の映画)

4.5

 弁護士主人公で話を進めても成立しそうな話筋を、息子とカラオケしたり旦那とドライブしたりと、ミセスクルナスの個人としての時間を強調しながら描いてたのが印象的だった。
 具体的には言えないけど、こう、ポ
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ティアーズ・オブ・ブラッド(2022年製作の映画)

4.5

 笑いゼロの骨太硬派サスペンスのはずなのに、二つある手榴弾の爆破シーンが両方ともタイミング絶妙でコントみたいだった。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.7

 一生あの5人にバカやっててほしかったのになぁ...

/普通に考えて地球交響楽関連なのに、関連グッズ売り場にドラえもんの原作コミックが売ってあってヒェッてなった。

夕陽に立つ保安官(1968年製作の映画)

4.4

 地平線から来た男のときも思ったけど、爆発が完全にドリフのオチ。

風とライオン(1975年製作の映画)

4.5

 時代的、描写的にアンチ西部劇・アンチ米国帝国主義かと思ったらそこまで批判してくれずに終わった。
 偶然出会った盗賊の背中に憧れる少年の描写はすき

トランスフュージョン(2023年製作の映画)

4.7

 数年に一回くらいの頻度でくる、配給の過程でB級アクションっぽい宣伝内容になっただけで実際は重い人間ドラマだった映画。

 ビリー役の子、ハリウッドに見出されてくれんかなー。

無名(2023年製作の映画)

4.8

 ワンス・アポン・ア・タイムイン上海はイマイチだったけど本作は最高だった...!!!

 ワンス〜にあった監督のクセそのままで単純なエンタメ性をアップさせてる!!

 胸糞コンクリートなど日本軍描写で
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マイ・スイート・ハニー(2022年製作の映画)

4.4

 キンパ天国のカップルとか、トラックでプロポーズする彼氏彼女とか、モブの目線が優しい映画やった。

 マユリカ中谷似の研究所の先輩との中学生みたいなやりとりもツボ。

8月の家族たち(2013年製作の映画)

4.5

 先住民のジョナが、一人ぼっちの母親にああやってすがられるまでほぼ置物状態だったのが一番闇深かったな。

毒親<ドクチン>(2022年製作の映画)

4.8

めっちゃ面白かった...!!!

ただ愛情のすれ違いtそこから生まれる前傲慢と偏見を描くだけじゃなくて、中盤からの主人公とアイドル練習生の関係に僕のソウルメイトセンサーがビンビンに反応してた.....
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エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(2023年製作の映画)

4.7

 色々言いたいことあるけど、終盤の怒涛にも程がある展開で星3つ加点!!!

 二世紀も前の話だけど、現代のアフリカや中東の少年兵にも通じる話やと思う

オーメン(1976年製作の映画)

4.5

犬の骨が一番エグかったな
見ちゃいけないものを見たというか...

異人たち(2023年製作の映画)

4.6

 「パストライブス」に同じく大人はみんな、大人の格好をした子供だって言ってくれる映画。
 大人っぽい振る舞い方を学べないまま人生を終える人だっている、とも。

 溝口健二の「雨月物語」と、降旗康男の「
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辰巳(2023年製作の映画)

4.7

 ちさと「あの高架下」
 まひろ「どこかで見たような...?」

/この映画の遠藤雄弥さん、完全に和製アンディ・ラウの風格。

/葵(と京ちゃん)の元カレの話をなんだかんだ言って興味深そうに聞いてる辰
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ケイン号の叛乱(1954年製作の映画)

4.6

 今リメイクされると、ハンフリー・ボガード演じる演じる海軍少佐と部下たちとで証言内容が食い違う的な羅生門・落下の解剖学的な構成になりそうな映画。

 /日本のゴジラ公開と同年にあの嵐の特撮映像...怪
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陰陽師0(2024年製作の映画)

4.3

 野村萬斎版観ても思ったけど、安倍晴明と源博雅の関係性って仮面ライダーカブトの天道総司と加賀美新に影響与えてるよね

キラー・ナマケモノ(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

 ほんの一年前まではみなみ会館でこういうB級映画観まくってたんだよなー、と切ない気持ちに...

 見るからに強キャラだったのにあっさり死んだ、かと思いきややっぱり強キャラだったゼニーと、見るからに弱
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