オーストラリアのPriscillaも素敵な作品だったんだけど、個人的にはこっちのアメリカリメイク版のほうが圧倒的に好みだった。ストーリもだし、3人のメイクやお洋服のチョイスもこっちのほうがお洒落でファビュラスな感じがした。
リメイクといえどもドラァグクイーン3人で田舎町をロードトリップするという大まかな設定以外はかなり違っていたので新たな気持ちで楽しめた。オーストラリア版よりもこっちのほうが田舎町の人々とのふれあいシーンが濃い目というか町の改革すらしちゃう勢いだった。町の女性達をempowermentしていく姿が格好良い。
保守的な場所にも関わらず、とんでもなく物分りが良く素直な住人ばかりなので、有り得なさはあるものの逆にそれによって安心してあたたかい気持ちで見られて良い。ホモフォビアな悪者も滑稽かつポップな描き方だったので重い雰囲気になっていなかった。現実もこんな感じだったら良いのになあと思わされるような世界。良い話。
