花とみつばち

生きる歓びの花とみつばちのレビュー・感想・評価

生きる歓び(1960年製作の映画)
4.0
アラン・ドロンとルネ・クレマン監督のコンビ作品。
軽快でスパイスが効いていて面白かった。第一次世界大戦後除隊したもののお金と仕事に困りファシスト党員の黒シャツ隊に入隊。
始めの任務はある反ファシスト達の印刷店を探す事。そこの少女に恋をして物語は思わぬ方向へ。風刺コメディであるが、大変面白くファシスト、反ファシスト、という事をあざ笑い自由と人間の醜い争い揶揄する内容が面白い。
危険分子( テロリスト )が登場するが、そんな事よりも自由を第一主義とするべく内容で、思想をしっかり持たないアラン・ドロンとバルバラ・ラスがことごとく爆弾を集め乳母車で運ぶシーンはあの2枚目アラン・ドロンのシーンには滑稽で笑えて可愛すぎる。
自由とは、監獄から抜け出す穴。
懺悔する告解に闇の穴があるが自由を投影しているのか?
アンジェロ・フランチェスコラヴァニーノの音楽がより物語をコミカルに感じさせてくれる。
花とみつばち

花とみつばち