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おしどり駕篭のbluetokyoのレビュー・感想・評価

おしどり駕篭(1958年製作の映画)
3.3
マキノ雅弘監督の作品。歌あり踊りあり。恋もあれば、ダイナミックな殺陣シーンもある。なんでもありの娯楽作で見ていて飽きない。お約束の陰謀大好き腹黒家老も、若殿と町娘との爽やかな恋の前では、あっけなく吹き飛んでしまう。難を言えば、軽すぎるということぐらいかな。

簡単にあらすじ。
左官職人の源太と半次。今日も仕事終わりは、当たり矢を冷かすのが楽しみ。源太には小蝶、半次にはお市というお気に入りもいる。

そんなある日、侍たちが、源太に会いに来た。
え、なになに、と言っているうちに、みな、追い出されてしまう。
なんでも、源太は、ある藩の若殿様、弦二郎だったのだ。

ところが、藩主が急死すると、国家老の黒木兵部は、次男の三之丞を藩主につかせようとするのだった。

悪家老、黒木兵部の横暴に危機感を募らせた次席家老の松坂善兵衛は、急遽、江戸にいる弦二郎(源太)のもとへ注進に及んだ、というわけ。

ということで、弦二郎は、急ぎ国元へ帰るのだった。
驚いた半次と当たり矢の面々。みなで弦二郎のあとを追うのだった。

これを知った黒木兵部は、弦二郎が帰り着く前に亡きものにしようと、刺客を送り込むのだ。

刺客が襲い掛かってくるのをなんとか振り払いつつ、弦二郎と当たり矢の面々は、国元に帰還。みごとに、悪家老、黒木兵部を退治する。

ところが、弦二郎、オレは殿様なんてガラじゃねえよ、と言って、家督は、三之丞に譲り、小蝶とともに江戸に帰っていくのだった。
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