ゆっきー

避暑地の出来事のゆっきーのレビュー・感想・評価

避暑地の出来事(1959年製作の映画)
3.5
w不倫もので、少女が自分の性欲を赤裸々に語るし、セックスセックス台詞に出てくるし、ヘイズコードの時代の中では攻めまくったメロドラマ。愛が冷めちゃえば不倫したっていいじゃない!って話をフランス人なら未だしもアメリカ人が撮れるとはね。

若い男女が、結婚を両親に認められないわ、役所?からは突っぱねられるわ、愛し合ってるのになぜか結婚できない不条理感がまるでブニュエルの映画のようだった。個人的には面白かったが、蓮實んがベストに選んでるのは疑問。アル中の親父への救いがないのが辛い。

サンドラ・ディーの母親役のコンスタンス・フォードの冷徹っプリが中々のもの。クリスマスツリーをプラスチックの造花にして「これで10年もつわ」と言うシーンがあまりにさらっと流されるのだが、彼女のキャラを完璧に表現してて素晴らしいと思う。
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