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ジョゼと虎と魚たちのkazu1961のレビュー・感想・評価

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)
4.4
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-008 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋私の中では邦画ラブストーリーNo1!!
先般鑑賞したアニメ版はとてもラストでの多幸感がありそれはそれで素晴らしかったですけど、映画版オリジンの本作、もう心が痛くて切なくて、終盤以降の全てを覚悟したジョゼの姿を観ていると涙が溢れます。ジョゼ(池脇千鶴)の痛み、逃げた恒夫(妻夫木聡)の痛み、ジョゼを平手打ちした香苗(上野樹里)の痛み。。。恋することの痛みをとで素敵に切なく描いた作品です。観終わった後にもじわじわくる、何度も再鑑賞した作品です。

🖋もう池脇千鶴が最高!!ちょっと風変わりな足に障害を持つ女の子を池脇千鶴が楽しんで演じているのが伝わってきます。何と言ってもそのガチな関西弁が最高です!!そしてあまりにも“普通”な主人公を妻夫木聡が生き生きと演じ、その他お婆さん役の新屋英子、ジョゼの幼馴染役の新井浩文のコテコテの関西弁がもう関西人の私にはツボでした!!“しばくどコラ!!”(笑)

🖋そして何度か差し込まれるエロティックなシーン、池脇千鶴と妻夫木聡のベットシーンは公開当時話題になりました、さらに 今やブームの江口のりこのハラハラするシーンも!!

🖋田辺聖子の同名短編小説を犬童一心監督が映画化した本作、ふとしたキッカケで恋に落ちたごく普通の大学生と不思議な雰囲気を持つ脚の不自由な少女、そんな2人の恋の行方を大阪を舞台にキメ細やかな心理描写と美しい映像で描いた作品です。くるりの澄んだ音楽に包まれ、恋愛の純粋さと残酷さがリアルに伝わってくるそんな作品です。そして最後は感動に包まれる素敵な作品です!!

😢Story:(参考: yahoo movies )
大学生の恒夫は、ある朝、近所で噂になっている老婆が押す乳母車と遭遇する。そして、彼が乳母車の中を覗くと、そこには包丁を持った少女がいた。脚が不自由でまったく歩けない彼女は、老婆に乳母車を押してもらい好きな散歩をしていたのだ。これがきっかけで彼女と交流を始めた恒夫は、彼女の不思議な魅力に次第に惹かれていくのだが…。

🔸Database🔸
・邦題 :『ジョゼと虎と魚たち(2003)』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 2003
・日本公開 : 2003/12/13
・上映時間 : 116分
・受賞 : ※※※
・監督 : 犬童一心
・脚本 : 渡辺あや
・原作 : 田辺聖子
・撮影 : 蔦井孝洋
・音楽 : くるり
・出演 : 妻夫木聡、池脇千鶴、上野樹里、新井浩文、新屋英子

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
田辺聖子の短編小説を犬童一心監督が実写映画化。妻夫木聡と池脇千鶴が共演し、足の不自由な少女と平凡な大学生の切ない恋の行方を描く。ごく普通の大学生・恒夫がアルバイトする麻雀店では、近所に出没する謎の老婆の噂が話題となっていた。その老婆は決まって明け方に現れ、乳母車を押しているのだという。明け方、恒夫は坂道を下ってくる乳母車に遭遇。近寄って中を覗くと、そこには包丁を振り回すひとりの少女がいた。ジョゼと名乗るその少女は足が不自由で、祖母に乳母車を押してもらい散歩していたのだ。不思議な魅力を持つジョゼに惹かれた恒夫は、彼女の家をたびたび訪れるようになる。
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