菩薩

白い足の菩薩のレビュー・感想・評価

白い足(1949年製作の映画)
3.6
愛憎と強欲渦巻く死のカドリーユ。最後まで誠実な愛を貫いた者に訪れるシンデレラストーリーと言いたいところだが、結局誰も幸せになれてなくてウケる(ウケない)。正直強烈往復ビンタの勢いがハンパなくてこっちの記憶すら吹っ飛ぶが、ミシェル・ブーケの病的な目つき、肉感たっぷり美女に入れ上げたお魚おじさんの完璧なハゲ具合も忘れ難い。先代伯爵どんだけクソ野郎なんだと言った感じだが、しっかりとその血を引いてしまう穴兄弟、旧世代への幕引き。
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